ギックリ腰

先週の土曜日、2人のギックリ腰症状の患者さんから出張の要請がありました。

 

1人目の方は名古屋市北区の40代男性。1週間前に痛めたが、症状の改善があまり見られないとのことでご連絡をいただいました。痛める前日までは3連休で休み明けの翌日、重い荷物を方に担いで階段を昇ろうとした際に腰の付け根から左の臀部(お尻)を痛めたとのことでした。整形外科へ行っても骨には異常がないらしく、ギックリ腰と診断され、痛み止めと湿布をもらわれたそうですが、1週間経っても朝起床時に起きようとすると患部に痛みを感じるそうです。ギックリ腰は今回で3回目らしく、お仕事は力仕事、普段から腰に違和感を感じながら、たまにリラクゼーション施設でマッサージをしてもらったりしていたとのこと。

 

患部の熱感はさほど感じられないものの、周囲の背中や臀部の筋肉のこわばりが見受けられました。疲労の蓄積とともに患部周辺の筋肉のこわばりが動き(朝起き上がる動き)を制限させて、痛みの持続をもたらしているように感じました。

 

施術はうつ伏せで、まず背中・臀部のこわばりを取るために筋膜リリースをおこなった後、背・腰・左臀部・膝裏に鍼を刺し、電気を流し、テーピングを施しました。施術を終えた時、今までにないくらいの背面の軽さを感じるとのことでしたので、簡単な体幹ストレッチを毎日3分程おこなうよう指導し、様子を見て頂くことにしました。

 

2人目の方は、小牧市の60代の女性。バスで1泊2日の旅行に行かれて、翌日(治療当日)の朝、床の物を取ろうと腰をかがんだ際に腰の付け根に強い痛みを感じたとのことでした。旅行中、長時間のバス移動で同じ姿勢が続いており、尚且つ日ごろのお仕事は立ち仕事で動く範囲は狭いとのこと。過去に今回のような腰の痛みは無いが、普段から下半身のだるさを感じているそうです。

 

うつ伏せは痛みが出るとのことでしたので、横向きで寝てもらい施術をしました。熱感がありましたので、まずは背中・臀部に低周波パットで電気を流し、その最中に下半身の筋膜リリースをしました。その後、背中・臀部・もも裏・ふくらはぎ・足首に鍼を刺しました。さらに仰向けになってもらい、足の甲に鍼を刺し、操体法をおこないました。起き上がる際にやや痛みが残っていましたが、「最初の痛みを10とすると2.3くらいにまでなった」とおっしゃっていただけたので、テーピングをして今週の木曜日にまたお伺いすることになりました。

 

日頃から体幹や節々を伸ばしたりするなどのストレッチを心掛けるだけで防げる症状もたくさんありますので、ぜひお家ストレッチをしましょう!

 

やり方が分からなくても大丈夫です!腕や足を気持ちの良いくらいまでグーッと伸ばせば良いのです。そこからひねりを加えてみたり、体勢を変えたりするだけでも効果が変わってきますので、お試しあれ♪

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