こんにちは!
まずは、熊本を中心とする九州地方の震災で被害に逢われた方に心よりお見舞い申し上げます。
未だに地震活動が続いております。建物の崩壊や土砂崩れにも警戒が必要で、気が落ち着かない日々が続いておりますこと、心中お察しいたします。
また、現地で救助に向かわれている自衛隊の方々、ボランティア活動されている方々も十分にお気を付けて下さい。
さて今回の症例報告です。
小牧市在住80代男性
主訴:首肩の痛み
以 前から首肩の痛みで悩んでいらして、最近整形外科にて行かれてレントゲンを撮り、首の骨が曲がっていると言われたそうです。その後、リハビリ科への受診と 痛み止めの投薬と塗り薬を処方されてたそうですが、薬を飲んでも一向に改善せず、塗り薬も肌に合わないせいか、かぶれてきたそうです。
以前まではウォーキングなどもされていたそうですが、去年の寒くなってきた頃から滞ってしまい、家でテレビを見ながら横になっていることが多くなっていたとのこと。
触診させてもらったところ、首・肩・肩甲骨・背中の筋肉が硬くこわばっており、首を回したり、腕を挙げたりする動作でも痛みを伴っていました。
血圧も高く、動悸・息切れもあるそうなので、長時間の治療では無く、回数を重ねて治療していくよう検討させていただきました。
まずうつ伏せで、首の天柱、風池、瘂門、肩の肩井、肩外兪、天宗、肩貞、背中の心兪、肺兪、腰の腎兪、ふくらはぎの承筋に鍼を刺し、首、肩に電気を流しました。
昔は棟梁をされていたらしく、よく近所の鍼灸院の先生に出張してもらい、電気鍼をされていたそうで、しばし昔話しで盛り上がりました♪
鍼を抜いたら、肩甲骨と肋骨を動かすストレッチをし、
仰向けで胸郭を広げる手技と鎖骨の動きを出す手技、首の操体法をここで治療を終えました。
なぜ鎖骨や胸郭、肋骨の動きを出す必要があるかというと、呼吸をするうえでこれらの骨格の広がりが大事になってくるからです。
終わった後の息切れも無く、終始呼吸も安定していました。
首肩の可動域は正常閾までとはいきませんでしたが、7割程回復し、ご本人も今回の治療にご納得していただいたので、良かったと思います。
次回の治療で首の可動域も正常閾まで戻ると思います。
ご高齢の方はどうしても普段の運動量がお若い頃と比べ低下し、筋肉が衰えていく傾向にあります。
その為、血圧や呼吸にも悪影響をもたらします。
しっかりケアをすれば、痛みの改善はもちろん、QOL(Quality of life)=生活の質の向上にもつながります。
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