こんにちは!
5月に入り、上着なしでも過ごせるくらいの気候になってきましたね!
私も今月の1日にBBQを行いました♪
この日は朝から暑く、火の番をしているとさらに暑く感じました。
友人たちと有意義な時間を過ごし、みんなアルコールでいい感じに酔いが回って後片付けをしている最中、ある事件が起きてしまいました。
一人が腰を下ろして鉄板を洗っている最中、ふとバランスを崩して左側に転んで尻もちをついて転倒してしまいました。その際に左足を捻挫(ねんざ)してしまったようで、ひょこひょこ歩きになっていました(跛行{はこう}状態)。転倒の仕方と痛む部分から内反捻挫を疑い、治療を施しました。
内反捻挫とは足首の捻挫でもっとも 多い捻挫の種類で、足の裏が内側を向いたまま、不意に加重が掛かってしまった状態をさします。
イラストは右足ですが、まさにこの通りの捻挫です。
症例報告
小牧市在住
20代男性
主訴:左足関節内反捻挫
まずは左右差を見てみます。写真①が痛めた左側、②が痛めていない右側になります。
明らかに①の方が足首の外側が腫れているのが分かります。 ひどい時は内出血も伴います。
まず捻挫や打撲の時の応急処置として基本的にはRICE(ライス)処置を施します。
R:Rest=安静(無理な負担を掛けない)
I:Ice=冷却(内出血・炎症を抑える)
C:Compression=圧迫(腫れを抑える)
E:Elevation=挙上(内出血を抑える)
それぞれの頭文字をとってRICEというわけです。
この時は捻挫をしてからさほど時間が経っていないので患部を冷やします。(基本的に受傷後48時間以内の場合は冷やします)
③はビニール袋に適量の氷と少量の水を入れて縛ったものです。袋を縛る際に中の空気を出して置くと冷やしやすくなります。
氷袋でなくとも、アイスパックや冷却スプレーでも構いません。
冷却の準備が出来たら、次にクッションや座布団等を足の下に敷いておき、患部を高く挙げておきましょう。(=挙上)
次に患部を薄いサラシやタオルで覆い、氷袋を患部に当てて(=冷却)
包むようにタオルで縛ります④。(=圧迫)
冷却・圧迫時間としては受傷程度にもよりますが、15分~20分程、目安として感覚が無くなるくらいまで冷やします。
感覚が無くなってきたら冷却と圧迫を止めて、しばらく挙上状態にしておきます。再び痛みを感じてきたら同じように冷却・圧迫を行います。
応急処置の段階では、この過程を24~48時間くらい続けます。
注意!
※冷やし過ぎると凍傷の危険性もあるので、長時間の冷却や直接氷袋を当てないようにします。
※圧迫も強く縛り過ぎると患部から先がうっ血してきたり、しびれも伴うことがありますので、加減して圧迫します。
本来、ここまでしたら安静にするのですが、当院では早期回復の為にもう二手間加えます。
まずは鍼です。
痛めた患部に関連する、すねの外側(長腓骨筋)に鍼を刺して電気を流します。⑤
内反捻挫の際は、後日ここにも痛みが出ることが多いので、先手を打って治しておきます。
10分程置いた後、鍼を抜いて、患部にテーピングを施します。今回の受傷の程度から、そこまで足関節の固定力は必要ないと判断し、柔軟性のあるキネシオテープで固定しました。⑥
この日の患部の入浴は避け、寝る時も患部の下にクッションを敷き、高くした状態で寝ます。
翌日は腫れも痛みもなく、日常生活には何ら不便を感じない程になっていました。もう冷却や圧迫、挙上などの処置は必要ないでしょう。
薄々感じられている方もいらっしゃるかと思いますが、今回の受傷したのは自分です(笑)
油断していました。。。
でも改めてこの処置が効果的かつ効率的であることを再認できました。
自分でケア出来るというのもこういう仕事をしているからこそ!
G.Wでお休みの方もいらっしゃれば、いつも通りお仕事だったという方もいらっしゃるかと思います。
疲れや痛みのケアは当院にお任せ下さい!
P.S.
残りの写真はBBQの時の一コマです。
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