こんにちは!
雪を降らせた寒波は過ぎ去ったものの、空気は冷たく、今週末にもまた雪が降るかも?と天気予報では言っていました。
ニュースを見ていると各地で雪による事故が多発していたようです。
またこの時期は体にとっても不意な一撃をもらいやすい時期でもあります。
その代表格が急性腰痛=「ギックリ腰」です。
「魔女の一撃」と表現したりもします。
ふと床の荷物を持ち上げようとした時や荷物を置こうとした時、中にはくしゃみをした時に腰に強烈な痛みが走って動けなくなってしまう、そんな立つのも動くのも困難な腰の痛みを総称して「急性腰痛」と言います。誰かにハンマーで腰を殴られたわけでもないのに。。。まさに魔女による見えない魔法の一撃( ゚Д゚;)オソロシヤ~
本日の症例報告もそんな魔女の一撃をくらってしまった方の症例報告になります。
症例報告
名古屋市在住 20代 男性 主訴:歩くのも困難な程の腰の痛み
14日(土)の夜、仕事で使っていた台車をしまおうとした際に、今までに感じたことのない強烈な痛みが腰に走ったそうです。
あいにく夜勤だった為、病院にも行けず、翌日の日曜日も近くでやっている病院がなく、ひたすら横になっていたそうです。
そして16日(月)の朝、ご用命頂きました。
2日経っても痛みが引かず、動いても安静にしていても痛みが治まらないとのこと。
まだ横向きで寝ている分には他の体勢より幾分か痛みが紛れるとのことでしたのでこのままの姿勢で診させて頂きました。
問診を取りながら触診をしていきましたが、患部の腰の左側を触れるだけでも痛みを感じてしまうくらいでした。
出来る範囲の触診・検査をして骨性の問題ではなく、筋性の腰痛ではないかと目星をつけてました。
しかしこうなってくると痛みから体を守ろうとして全身の筋肉が硬く萎縮してしまい、「痛みの閾値」を下げてしまいます。
例えば、通常痛みのレベルが10までの痛みは痛みとして認識しないけど、10を越えてしまうと痛みとして認識してしまう人がいるとします。
しかしこの痛みの閾値(上限)が何らかの原因で5まで下がってまでしまうと、5以上の痛みで痛いと感じてしまいます。
10の痛みは倍痛く感じてしまうというわけです。
つまり痛みの閾値が下がる事で、少しの刺激からでも身を守ろうと、自然に防御反応の感度を脳が勝手に上げているのです。
こういう時に患部である腰を積極的に刺激したりすると返って防御反応を強めてしまい、治癒効果を阻害してしまうので、
患部を触らない遠隔治療を施すことにしました。
【使用したツボ】
左足の甲:太衝・足臨泣・束骨
左足の外くるぶし:崑崙・申脈
背中:肺兪・肝兪
【緊張の強かった筋肉】
腰:脊柱起立筋・広背筋下部線維・腰方形筋・腸腰筋
臀部:殿筋群
下肢:大腿二頭筋・下腿三頭筋
使ったツボは7つのみ!
今回は電気は使いませんでした。
前述した通り、今回の症状の場合はあまり強い刺激は入れたくなかったので、これだけです。
最後に左の崑崙、申脈、太衝、足臨泣にパイオネックスを貼り、キネシオテープで腰回りの筋肉の伸縮機能をサポートするようテーピングしました。
施術直後は痛みは3割減とのことでしたが、なんとか起き上がることができました。
この日は水分(お水かお茶)をたくさん摂取するよう指導し、翌日(17日)にまた予約を頂きました。
翌日、予約の時間にお邪魔したらなんとその方が、玄関まで出迎えにいらっしゃっいました(゚∀゚)
話を聞いたところ、今朝起きたら全然動けるようになっていたとの事でした(笑)
痛みも9割程軽減したとの感想をいただけましたので念の為、
触診・検査だけして背中と下肢に残っていた筋肉の緊張を取って終わりました。
今回のように患部ではない離れた部分に施すだけでも症状は「変化」します。
患部にのみ着目していても良くならないケースは多々あります。
広い視野と見解を持って治療することで、様々な症状に対して柔軟に対応できます♪
それにしても出迎えて来られた際の笑顔は最高でした♪
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