前縦靭帯骨化症~治療編~

前回の続きになります。

 

うつ伏せは辛いとのことだったので、左を上にして横向きで治療を始めました。

 

この時、股関節と膝を曲げて行うと腰への負担が軽減します。さらに膝の間にタオルやクッションを入れてあげると膝痛の予防にもなります。

 

使用したツボ

大杼・膈兪・脾兪・腎兪・大腸兪・志室・次髎・環跳・風市・委中・承筋・太谿

 

硬結の強かった筋

脊柱起立筋・広背筋・腸腰筋・殿筋群・大腿四頭筋・大腿二頭筋

 

背中、腰、臀部の経穴にはパルス通電をし、筋肉の伸縮を促し、神経伝達機能を促進する為に胸椎(T9)と腰椎(L4)に対して矯正を施しました。

 

身体(関節)は筋肉によって動きます。

 

その筋肉は脳からの指令(神経伝達)によって動きます。

 

つまり、脳からの指令が筋肉に辿り着くまでの途中で、指令が阻害されてしまうと痛みを感じたり、可動範囲が悪くなってしまいます。阻害されてしまう原因としては外的な要因(転倒や交通事故)や器質的な要因(骨や筋肉、靭帯や内臓器)、精神的な要因など様々あります。

 

今回痛めるまでの事を詳しく聞いていたら、去年の9月に骨折して右足首に金属を入れているとのことでした。始めのうちは歩くと右足首が痛かったそうですが、徐々に痛みは感じないようになってきたそうです。やはり外的な要因がありましたね。おそらく痛めた右足首をかばって他の箇所に負担が出ていたのかもしれませんね。

 

↓は計4回の治療経過になります。

 

初回の治療後:腰の前後へ曲げたり反ったりする動きがしやすくなったとのこと。

痛みの程度は半分くらいになってしびれ感も減弱したが歩行時に不安感があるとのこと。

SLRテスト、ラセーグテストともに陽性。

 

2回目:初回の治療後より痛みを感じ、しびれ感も伴うが感じる頻度が減ったとのこと。

治療後、痛みは半分以下になってしびれ感は消失。ベットからの起き上がりも問題無く、歩行時の不安もないとのこと。SLRテスト、ラセーグテストともに陰性。腰の回旋運動(ひねる動き)で腰と大腿部に痛みを感じるとのこと。

 

3回目:日常生活において、あまり痛みやしびれを感じないくらいまで症状安定。治療後、ゴルフの素振りを数回してみても痛みを感じなかった。SLRテスト、ラセーグテストともに陰性。初見時より関節の可動域が基準値を超える項目も出てきた。(腰の屈曲、回旋、側屈)

 

4回目:ゴルフの練習に行ったが、痛みやしびれは感じず、腰と下半身に疲労感を感じるぐらいとのこと。

治療後:今までの治療後の中で、一番調子がいいとのこと。痛みやしびれの感じを再度聞いてみると痛みやしびれを感じないくらい気にならなくなった!とのこと。念の為、SLRテストやラセーグテスト、関節可動域を測ってみると前回同様、陰性で可動域も維持できていました。

 

患者さんに「前縦靭帯骨化症におそらく変化はないでしょう。気になるようでしたらもう一度検査されてみてはいかがでしょう?」とお伝えしたら「もう痛くないから大丈夫!病院に行くとまた痛くなりそうだから、もしまた痛くなりそうだったら先生に連絡しますわ!」と笑っておられました♪

 

施術中も「飛距離を伸ばしたい!」など、よっぽどゴルフがお好きなんでしょうね(笑)

 

83歳とは思えない、とてもお元気な方でした(*´▽`*)

 

お大事にして下さい。

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