妊婦さんのギックリ腰 その①

こんにちは！4月に入りました！

新年度となり、生活スタイルが大きく変わる方も多いのではないでしょうか？

入学・進学・入社・転勤などなど。

新たなステージで新たな経験が出来ると思うと楽しみでありながら、緊張などから変に力が入ってしまったり、体調にも変化が出やすい時期でもあります。

疲れや違和感を感じるようでしたら、早いうちに治療することをお勧めします！

あと1カ月もすると今度はG.W.が待っていますが、せっかくの休みを台無しにしないためにも、ぜひ治療して良いスタートダッシュを決めましょう♪

本日の症例報告はタイトルにもある通り、妊婦さんからご用命頂きましたので、ご報告させていただきます。

症例報告

名古屋市北区　20代女性　F様

主訴：急性腰痛(ギックリ腰)

夕方、お鍋をキッチンの下にしまおうとした際に腰に「ピキッ」と痛みが走ったそうですが、すぐ治まったので、もう一度しまおうとかがんだ際に今まで感じたことのない痛みが腰に走り、それ以降、その場から動けなくなってしまったそうです。

この方はお腹にお子さんがいる妊婦さんで、妊娠5か月弱で容体もかなり落ち着いており、お医者さんもほぼ安定期に入ったとみていいぐらいだとの事でした。

最初のお電話口は一緒に暮らしているお義母さんで、実はそのお義母さんが当院の治療を受けられた事のある患者さんでしたので、すぐこちらにご用命下さいました。

お電話にて症状をお聞きし、お伺いするまでの間は患部のみをアイシングで冷やし、その上から毛布等で温めておくよう、お伝えしました。

ご自宅に到着すると２階のリビングのフローリングで毛布を掛けられて横になっていました。

冷やしてはいたけど、動くのは不可能なようなので、このまま横向きで問診・検査・施術を始めていきました。

痛みは腰と言うよりも、骨盤内にありました。

腰椎レベルまでは押圧しても痛みはあまり感じていませんでしたが、骨盤の仙腸関節付近の押圧で痛みが出ており、臀部、大腿後面の押圧でも仙腸関節付近に痛みが出るとのことでした。

骨盤とは腸骨と仙骨の二つの骨によって構成されるユニットの事を指します。そしてその二つの骨から成る関節が仙腸関節です。

ここの関節内に何かしら問題が起きているものと想定して治療をしていきました。

使用した経穴

腰腿点・肝兪・志室・委中・伸脈・京骨・足臨泣・阿是穴

今回は腰へはあまり刺激せず、手足の経穴を使いました。

お腹のお子さんの事を考えると刺激の強さや量、時間を考慮しなくてはならないので、細心の注意を払わなければなりません。そんな時にこの手足の経穴は大変便利です♪

この時点でゆっくりとなら動けるようになり、最後にキネシオテーピングを施し、様子をみていただくことにしました。

その後の様子はまた後日お伝えします。

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