肉離れ様?症状

こんにちは(・∀・)

 

ここ最近の気温からだいぶ春を感じられるようになってきましたね♪

 

梅の花も見かけるようになってきましたので、近いうちにまた写真を撮りに行きたいと思います📷

 

さて今回の症例報告は急性外傷です。

 

症例報告

 

名古屋市在住 30代男性 A様 主訴:右臀部から太もも裏の痛み

 

以前、急性腰痛でご用命頂いたのに引き続き、2回目のご用命ありがとうございます!

 

今回は先週末にノックを打ったり軽いランニングなどをしていて、帰宅してから右の太ももの裏に違和感を感じ始め、最初は筋肉痛かと思い、ストレッチなどをして伸ばしていたそうです。しかし翌朝になると痛みが増し、平坦な道を歩く分には問題ないとのことですが、階段昇降時や太ももを伸ばしたり、膝の屈伸をしようとすると激痛が走るようになってしまったそうです。

 

病院には行かれていないんですか?とお聞きすると、どうせ行ってもレントゲンを撮って湿布貼って様子を見ることくらいしか出来ないだろうから行ってないそうです。前回の腰痛の時もあれ以来痛みが治まっているし、今回も治りの早そうな鍼灸治療かな?と思われたそうです(´ω`*)ありがとうございます!

 

患部の視診、触診、筋力検査からするとおそらく今回の症状は「大腿二頭筋内側頭起始部の肉離れに似た症状」だと思われるので、患部への直接的な刺激は避け、炎症を散らし痛みを和らげる施術を施す事にしました。

 

ちなみになぜ「~に似た症状」と言葉を濁したのかというと、以前にも説明したかもしれませんが、私たち鍼灸師には傷病を診断をする権利がありませんので、今回のようにおおよそ~だろうくらいにしかお伝えできないからなのです。

 

診断名を明白にしたい(診断書が欲しい)場合は病院で診察を受けられる事をオススメします。

使用した経穴

・肝兪・腎兪・大腸兪・腰腿点・志室・胞肓・環跳・風市・殷門・委中

 

硬結の強かった筋肉

・菱形筋・広背筋・起立筋・腸腰筋・腰方形筋・大腿二頭筋・内転筋・大腿筋膜張筋

 

今回はあくまで炎症が起きている(痛みを感じている)患部への直接的な刺激は行わず、周りに刺激を与えて炎症を放散させる技法を用いて施し、最後に患部をテーピングで保護して終わりました。

 

しばらく運動は中止してもらい、安静が必要ですが、程度としてはそこまでひどくはない症状ですので、階段昇降が問題なく出来るようになったら、もう一度見せてもらうことになりました。

 

ちなみに今回のような肉離れに近い症状やぎっくり腰、捻挫などの急性の症状の場合はまずは患部をアイシング(冷やす)を施してあげましょう。

 

~簡単に行えるアイシングの仕方~

①ビニール袋に氷と水を入れ、なるべく中の空気を抜いてから袋の口を縛る。

②患部を手ぬぐい、サラシ、タオル等で覆う(厚手なタオルは控える)

③その上から①で用意したビニール袋を乗せる※可能であればそこを別のタオルや手ぬぐい、さらし等で縛り、圧迫する。

 

お風呂に浸かったり、ストレッチなどで伸ばしてしまうとさらに痛みは増悪してしまう可能性がありますので、くれぐれもお気を付け下さい。

 

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